Modern Vintage

こんにちは。

今日は WEARLNESS でお取り扱いをしている”ARK”のご紹介。

ARKはアメカジ好きには外せない恵比寿の名店と僕もお世話になっているLUIGI BORRELLI やGERMANO、VALSTARなどの日本でのエージェントをされているDue a incさんがタッグを組んで生まれた新しいプロダクト。

クラシックファッション好きな方の中にもヴィンテージジーンズが好きな方も多いはず。

かと言って、安い古着は履きたくないし、ヴィンテージも高騰著しいしサイズが合うものを見つける時間も無いし…という方も多いはず。

そこで、JELADOさんの持つアメリカンヴィンテージデニムへの造詣と智見をフルに活かした生地開発。

そして長年イタリアブランドのエージェントとして名を馳せているDue a incさんの時代を読む嗅覚。

そしてなんと僕もサンプル段階から開発の様子を見ており、ちょっとだけアドバイスをさせて頂きモダンなヴィンテージジーンズを作り上げました。

生地は日本が世界に誇る岡山県産のデニム。旧式シャトル織機でカタカタと織られるので生地の目が不均一で独特の風合いが出ます。

目指した元ネタはLevi’s50年代のXXモデル。超稀少なボーイズモデルのデッドストックを分解・解析した後に、どうすればこの表情に、この表現が作れるのかを徹底的にこだわって当時と同じ手法で再構築しています。

30年以上デニム縫製に尽力してきた工場さんにお願いする事でスペシャルタッグを組んだジーンズが理想の形となりました。

今回は色のバリエーションも揃えてまして

定番デニムカラーの「BOSTON」は、インディゴ染料で染められているので、深みのある美しい色合いに仕上がっています。ワンウォッシュ加工されているので、縮みもほぼなくそのまま履く事ができます。

ブラックデニムの「Sydney」は縦糸7番×緯糸6番の先染セルビッチデニム(14oz)を使用したブラックの66デニムです。黒の硫化染料でロープ染色をする事で中白が残り、履きこむとヒゲ、縦落ちが表れるので、履く方それぞれの色落ちの変化を楽しめます。

そして程よく色落ちした「Madison」は、Sydney同様のデニムに黒の硫化染料でロープ染色をしておりますが、製品加工後のウオッシュ加工、シェービング加工により履き馴染んだ風合いを楽しんで頂けます。

シェービング加工というのはデニムの色落ち時に見られる自然な褪色、ヒゲやアタリを再現するために行われる加工で、やはり職人さんの技術力が試されます。

そして個人的にも注目している定番の「BOSTON」をブリーチ&シェービングした「SANJOSE」

何故注目しているかというと、ヴィンテージでこのアイスブルーくらいの色落ちとなると確実に破れてまして…

再構築するからこそ出来るこの色合いにとても惹かれています。この色合いはクリーンで柔らかくて、今後注目すべきカラーリングなのですが、僕たち洋服好きはやっぱり蘊蓄もたくさんあった方が嬉しい。

ということでARKのこの「SANJOSE」は個人的にかなり気に入っています。

まだまだ取り扱いしているお店が少ない時こそ、それどこのデニム？なんて聞かれるのが嬉しかったりします。

注目ブランドですよ♪

髙田

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