ANTONIO PIO MELE/ Mini Borsello Togo/BLACK
ANTONIO PIO MELE/ Mini Borsello Togo/BLACK
ANTONIO PIO MELE(アントニオ・ピオ・メーレ)
ビスポーク靴職人であるアントニオ・ピオ・メーレさんが、1999年にミラノにて創業。ビスポークの靴、レザー小物を中心に製造する工房です。
〈Written by Tomoyoshi Takada〉
ANTONIO PIO MELE×WEARLNESSについて・・・
僕自身が使い勝手のいいと思うちょうど良いサイズのお財布を最高の素材で具現化していただきました。昔は中身も大して入っていないのにカッコつけてジップ付きの長財布を使っていましたが、5年以上はカードが数枚とお札を畳んで入れるような、いわゆるミニウォレットを愛用していました。現金を持ち歩くことも減る一方だし、ポイントカード的なものもどんどんデジタル化されるし容量がそんなになくても全く困らない世の中になってきたのでそれで十分かなと。そんな考えとは裏腹にやっぱりカッコいいお財布欲しいなという(良いお店でお会計する時とかってやっぱり良いお財布を使っていたいとか良いお財布を使う方が金運が上がるんじゃないかとか)邪な気持ちと、かといって露骨なブランド品も好みじゃないという自分自身の我儘をふんだんに盛り込んだ、極上の素材と金具を使って細部までこだわった自己満足度MAXな財布が誕生しました。すごく重要なサイズは、正方形に近い幅12cm×高さ9.5cm×厚み1.5cm にしています。これは手に収まりやすいということと、ジャケットの内ポケット口が通常13cm程度が基本的なサイズなのでギリギリですがスッポリと入ることを想定しました。これよりも幅が狭いとカードの出し入れや、領収書などが二つ折りで入れられないなど不都合があったので、じっくり研究した上で決めました。カードのポケットは両側に3個ずつで両側計6個装備。それぞれにカード2枚ほど入れられるので、日常生活では十分すぎる容量だと思います。中心部のコインポケットにはアントニオ氏のアイデアで片側にマチを付けてもらい、出し入れが非常に楽になりました。また、片マチにすることで無駄に膨らまないという利点もあります。レザーは某H社が使うことでも有名な世界最高峰のフランスのタンナーのシボ革、トゴを使いました。触り心地が極上なこのレザーはH社が使うシボ革でもとてもしっとりと膨らみ感がありしなやかながら、型崩れしづらいのが特徴です。そしてライニングに使用しているレザーは同じくH社が使用するネゴンダと呼ばれるシボ革。こちらはトゴに比べると固く、耐久性に優れたレザーです。ガーデンパーティなどのガシガシ使うトートに用いられるのですが、ライナーは強度がとても重要なのでこのレザーが最適でした。この最高峰のカーフであるトゴとナゴンダの組み合わせだけでも非常に贅沢なのですが、金具にもしっかりと拘っています。ジップはスイスのRiRi社の真鍮製のジップを使用しています。使い始めは歯の噛み合わせに硬さが残っていますが使ううちに非常にスムーズになります。ロゴの入ったジップの引き手も職人が真鍮を削り出して作っています。コバの処理やステッチの処理も非常に美しく、完成度MAXで仕上がったこのお財布を肴に一人呑んだことは言うまでもありません。毎日使う物だからこそ徹底的にクオリティにもこだわりたい、そんな方には是非オススメしたい逸品です。
〈素材〉
牛革100%
Made in Italy
〈サイズ詳細〉(cm表記)
FREE:横12/高さ9.5/幅1.5
〈注意〉
※商品を使用前に、タグ等に記載されている「取り扱い上の注意書き」、「洗濯表示」を必ずご確認ください。
※商品画像は、光の当たり具合やパソコンなどの閲覧環境により、実際の色味と異なって見える場合がございます。あらかじめご了承ください。
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