〈Written by Tomoyoshi Takada〉

個人的には、柄や色使い、シルクのクオリティは世界一だと思っている〈SEVEN FOLD〉のタイはWEARLNESSのドレスアイテムとして欠かせません。
英国、イタリアと柄や織りによって素材の産地や機場を使い分ける感覚、今の時代を捉えた表現は長年ドレスファッションの中心であるヨーロッパで日本人の繊細さを持ちつつ、その業界に従事された加賀さんだからこそ培われた職人芸。
毎シーズン、コレクションを常に新鮮に魅せる絶妙な匙加減は、流石と言うしかありません。

そんな素晴らしいコレクションの中からWEARLNESSらしい(僕が提案したい、好きな)タイを選ぶなんて烏滸がましいのだけれど、全てを買うということはさすがに出来ないので、真剣に厳選させていただいています。

今シーズンは黒・茶・緑の三色がタイとしてとても気になる色で、グレーやブラウンをメインの羽織物としてバイイングする上で、引き締める、馴染ませる、絶妙な違和感で遊ぶ、という、僕がコーディネートする上で大切にしている三つを忠実に当てはめました。

グレーやブラウンには黒ならモノトーンで引き締める、茶なら馴染ませる、緑は少しの違和感を楽しむ、と言った具合。

それぞれがとても個性のあるタイなので、全て正統ではないけれど、それがまた良いところだと思っています。

〈素材〉
シルク100%
Made in Italy
〈サイズ詳細〉
146×8.5(cm)
スフォデラート仕様(裏地なし仕様)